KDDIラーニング主催 人事・教育研修ご担当者向けセミナー「アフターコロナ時代における人材育成の課題」をLINK FORESTで開催。
2021年10月28日(木)、KDDIラーニング株式会社が法人向けセミナー「アフターコロナ時代における人材育成の課題 - 人事制度の変革、DXの実現に向けた人材育成 - 」を、LINK FORESTで開催しました。
セミナーでは、始めにKDDIラーニング株式会社 松野社長とセミナー協賛をいただいた株式会社ミーティング・インフォメーション・センター 斉藤代表取締役が挨拶を行いました。挨拶の中では、激変する現代における企業マインドや社員教育について触れながら「セミナーにご参加いただいた方々とコロナ禍で変化する人事課題について考え、今後の人事施策に少しでも役立つ情報をお伝えしたい」というセミナーの主旨をお話ししました。
続いてKDDI株式会社の白岩人事本部長より「KDDI版ジョブ型新人事制度の実現に向けた研修プログラムとは」のプレゼンテーションがありました。
世の中が大きく変わる今の時代、激変する環境に対応しうる経営基盤を構築し、新しい時代に向けて持続的成長を続けていく必要がある。そのために、KDDIとしては「人財」を重視し、「KDDI版ジョブ型新人事制度」「KDDI版新働き型宣言」「社内DX(デジタルトランスフォーメーション)」を変革の柱として挙げている。
「KDDI版ジョブ型新人事制度」は、これまでに積み上げたKDDIらしさを活かしつつ、ジョブ型の特徴を用いるというコンセプトで検討したものである。
LINK FORESTのような人がリアルに集まれる場所を使い、コロナで実現したオンラインのよさも活かしながら、社員のポータブルスキルの底上げと専門能力の形成、プロフェッショナルな経営「人財」の育成を図っていくことを考えている。
ゲスト講演では、KDDIの関連会社である株式会社ディジタルグロースアカデミアの高橋社長から「デジタル変革(DX)の実現に向けた人材育成とは」、株式会社リクルートマネジメントソリューションズの牟田伸吾様からは「これからの時代における企業研修の新たなスタイルとは」についてご講演いただきました。
環境変化や価値観の多様化の中で、企業に求められることは「新たな価値創出」と「社員一人ひとりのやりたいことを実現できる組織運営」の両立である。また、人材開発に求められることは、自律的に学びながら変化に対応し、それを牽引していく人材を輩出していくことである。
研修の実施形態は、今やオンラインが中心であり、満足度も集合研修とほぼ同等になってきているが、オンラインと対面の集合研修には、それぞれの特性がある。集合研修には、受講者同士の関係構築、コミュニケーションのスピード、空気感や行間の伝わりやすさなどのメリットがある。
これからの時代における企業の打ち手(研修)の目的再考と達成手段検討を行い、機能面・日常との距離感・コストについて集合とオンラインそれぞれのメリットや観点を見極めてうまく使い分けていただきたい。
セミナー後半に行われたトークセッションでは、前半に登壇したKDDI 白岩人事本部長と、リクルートマネジメントソリューションズ 牟田様をパネリストに迎え、セミナーを聴講されたお客様にもご参加いただくかたちで「集合・オンラインの上手な使い方」についての討論が行われました。
セッションの中では、コロナ禍で広まったオンライン研修のメリットが評価された一方で、対面で行う集合研修については「人とのネットワーク構築や、振り返って考えることで充実化するような学び、または会社理念浸透やそれを浸透させる階層の育成といったことに効果を発揮するのではないか」というコメントがあり、研修スタイルを使い分ける議論が繰り広げられていました。
セミナー後にはLINK FORESTの内覧ツアーや名刺交換会も実施されました。お客様からはセミナーテーマに対しては「自社の育成方針検討や喫緊の課題解決のためのヒントを得られた」、「快適な環境でとても参考になる話が聞けた」、「またセミナーがあればぜひ参加したい」といった評価のお声をいただきました。また、研修施設LINK FORESTについても「ホール・研修室はきれいで落ち着いており、研修のほか役員レベルの会議でも対応ができる」「宿泊室は広く十分リラックスできるので長期研修でもストレスなく過ごせる感じがする」といったコメントをいただきました。